海洋散骨情報
2025.04.10

自然に還る、想いを海に託す―それもまた、大切な人とのお別れのひとつのかたち。
海洋散骨(かいようさんこつ)とは、火葬後の遺灰を海にまく葬送方法です。お墓を持たず、自然に還るという考え方から近年注目を集めており、「心に負担の少ないお見送り」として選ばれる方が増えています。
「お墓の維持が難しい」「自然の中で安らかに眠ってほしい」「海が大好きだったから」理由は人それぞれですが、共通しているのは、故人へのやさしい想いです。
私たちが「新しい」と感じる海洋散骨ですが、実はとても古くから世界中で行われてきた葬送のかたちでもあります。
• インドでは、ヒンドゥー教の教えにより、故人の遺灰や遺体を聖なるガンジス川へ流す習慣が何千年も続いています。これは、魂の浄化と再生を意味する大切な儀式です。
• バイキング時代の北欧では、遺体を乗せた船を海に流す「船葬」が神聖な儀式として行われていました。
• 日本でも江戸時代以前には、水辺における供養や、自然への散骨に近い儀式が地域によって存在していたとされています。
人々は昔から「水」や「海」に対し、「魂が帰る場所」という神聖なイメージを持っていたのです。
個人の自由が尊重されるアメリカでは、火葬後の遺灰を「スキャタリン(Scattering)」と呼ばれる形で、海や山、公園、自宅の庭などにまくことが一般的になっています。
「スキャタリングリング」といって、家族が手を取り合って円になり、中央に遺灰をまくなど、心をこめた演出が多いのも特徴です。
大連市では、政府が主導して海洋散骨を支援しており、希望者には補助金が出たり、無料で散骨船が用意されたりします。
土地資源の節約と自然への配慮を両立する方法として、国全体で注目されています。
イギリスでも、火葬後の遺灰を海や森にまくナチュラルバーバル(自然葬)が普及しています。特にイングランド南部の海岸では、散骨のための港や儀式スペースも整備されており、「死もまた人生の自然な一部」という考え方が根づいています。
自然を大切にする文化が強いオーストラリアでは、海洋散骨はエコ葬(グリーン葬)の一環として捉えられています。生前に「自然のなかで眠りたい」と望む人が多く、リーフ周辺の散骨なども人気です。
日本では、1990年代以降から海洋散骨の関心が高まり、今では東京湾、相模湾、瀬戸内海など各地で専門業者による散骨が行われるようになりました。
• 法律的にも「節度を持った葬送行為であれば合法」とされており安心。
• 石原裕次郎さんなど著名人にも海洋散骨を選ぶ方が多くいらっしゃって認知度が高まっています。
• 自然志向の高まり、墓じまいや少子化問題も追い風に。
• 故人の希望で、生前から「自分は海に還りたい」と準備される方も増えています。
近年、海洋散骨を選ぶ人が増えている背景には、さまざまな理由があります。
まず、「自然に還りたい」という思いから、海や空のように広がりのある場所で眠りたいと願う人が多くなっています。静かで壮大な自然の中に身を委ねることで、永遠のやすらぎを感じたいという想いが反映されています。
また、墓を持たなくてもよいという点も、大きな理由のひとつです。お墓の維持費や管理の手間がかからないため、子ども世代への負担を減らすことができるという実利的な面が評価されています。
さらに、海洋散骨は「故人らしい旅立ち」を実現する方法としても注目されています。たとえば、生前に海が好きだった人や、海にまつわる思い出がある人にとっては、自分に縁のある場所へ還るという自然な選択なのです。
そして最後に、宗教や形式にとらわれず、「心の自由」を大切にしたいという価値観も、海洋散骨を後押ししています。型にはまった儀式ではなく、自分らしいお見送りを望む人々にとって、自由なスタイルの海洋散骨は魅力的な選択肢となっています。
海洋散骨は、形式にとらわれず、心のこもった「ありがとう」を伝える方法です。
そして何より、「また海で会えるね」そんな、自然と共に生きる優しいつながりを残すことができます。
THEBLUEでは、あなたと、あなたの大切な方にとって、最善のかたちを一緒に考えていけたらと思っています。海洋散骨についてご不明な点などがございましたらどうぞお気軽にご相談ください。
湘南の海洋散骨 THE BLUE
ocean ash scattering THE BLUE