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2025.01.13
ペットは私たちの大切な家族であり、彼らの寿命は通常、人間よりも短いものです。そのため、私たちが愛するペットを最期まで見守ることは、非常に重要な役割となります。しかし、愛するペットが亡くなった後、何をどうすればよいのかを考えるのは難しいものです。このコラムでは、「ペットが死んだらやること」について詳しく解説します。
このプロセスは大きく分けて、「遺体の安置方法」、「葬儀の種類/費用相場」、そして「葬儀が終わってからすること」の3つに分類されます。それぞれのステップを見ていくことで、ペットを失った方々の心の支えとなれば幸いです。
ペットが死んだら……まずは遺体を安置する
ペットが亡くなった際には、まず遺体を丁寧に安置することが大切です。ここでは特に犬や猫の遺体を扱う際の手順について説明します。
ペットが亡くなると、数十分から数時間以内に死後硬直が始まります。この現象は、身体の筋肉が硬直することを指し、特に犬や猫の場合、脚や胴が伸びた状態で硬直してしまうと、棺に納める際に困難になることがあります。死後硬直が始まる前に、ペットの身体を丸めるようにし、棺に入れやすい形に整えましょう。また、目や口が開いたままの状態になることが多いので、優しく閉じてあげるとよいでしょう。
遺体は湿気に弱いため、タオルなどで表面の水分を優しく拭き取ってください。死後硬直から数時間が経過すると、全身の筋肉が緩むことがあります。この際に体液が漏れたりすることもあるため、適宜拭き取り、清めてあげることが重要です。
葬儀までの間、ペットの遺体を安置できるダンボールや専用の棺を準備しましょう。さらに、タオルや毛布を用意し、遺体の腐食を遅らせるために保冷剤やドライアイスも併せて準備しておくことが推奨されます。
安置した棺の中には、タオルや毛布を敷いた上でペットを納め、保冷剤やドライアイスで温度を低く保つようにしましょう。遺体からの体液が出る場合があるため、ティッシュなども一緒に入れておくと良いです。
棺の中に入れる副葬品として、ペットが好きだった食べ物や花、ぬいぐるみなどを選ぶことができます。ただし、業者によっては金属やプラスチックの物は火葬できない場合があるので、事前に確認しておきましょう。
大切なペットを失ったことを受け入れるのは容易ではありませんが、遺体は時間が経つにつれて腐食が進むため、葬儀をできるだけ早く行うことが望ましいです。腐食が始まるまでの期間は、一般的に夏は1〜2日、冬は2〜3日が目安とされています。遺体の状況や管理方法によってはもう少し長く保つことも可能ですが、できるだけ早く葬儀を行うことを推奨します。
ペットを安置したら、早めに葬儀を手配しましょう。ここでは、ペットの葬儀を行う場所や業者への依頼方法、費用について詳しく説明します。
ペットの葬儀はどこでできる?
ペットの葬儀には主に「土葬」と「火葬」の2種類があります。
火葬は最も一般的な供養方法です。自分で火葬を行うことは法律で禁止されているため、自治体や専門の業者に依頼しましょう。
土葬は自宅の庭や私有地で行うことができますが、公共の場で行うと違法となるため、注意が必要です。埋めた遺体から腐臭が発生することもあるため、周囲とのトラブルを避けるために場所を選ぶことが大切です。
ペットの火葬には「合同火葬」と「個別火葬」の2種類があります。
他のペットと一緒に火葬する方法で、コストが安く、自治体で行われることが多いです。ただし、立ち会いができず、遺骨は返却されません。
ペット一匹ずつ個別に火葬する方法です。費用は高めですが、立ち会いや遺骨の返却があり、大切なペットをしっかりと供養したい方に向いています。
ペット葬儀業者は、インターネットで簡単に探すことができます。複数の業者を比較し、地域やサービス内容、費用を考慮して選ぶと良いでしょう。また、自治体での葬儀の際は、必要な情報を公式ウェブサイトで確認することが可能です。
業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
火葬費用に加え、別途料金が発生することがあるため、詳細を確認しておくことが重要です。
火葬プランによっては遺骨の供養が含まれていない場合もあるため、確認が必要です。
業者によって評価が異なるため、利用者の口コミを参考にすることもおすすめです。
ペットの葬儀が終わった後には、いくつかの手続きを行う必要があります。「遺骨の供養方法」、「死亡届の提出」、および「ペット保険への連絡」について詳しく見ていきましょう。
個別火葬を行った場合、葬儀後に遺骨が返却されることがあります。供養の方法には、以下の選択肢があります。
・納骨
ペット霊園や納骨堂に遺骨を預け、供養してもらう方法です。利用料金は施設によって異なるため、事前に調べておくことが大切です。
・自宅供養
自宅に遺骨を置き、庭に埋めたり、ペット用の仏壇を設置したりして供養する方法です。湿気に注意し、乾燥剤を使用することも重要です。
・ 散骨
遺骨を粉状にして庭や海にまく方法です。業者によって粉骨のサービスを提供しているところもあるため、自分で行うことに抵抗がある場合は相談してみると良いでしょう。
・メモリアルグッズ
最近では、遺骨を粉骨してアクセサリーに入れる供養方法も人気です。身近に感じられるため、多くの飼い主に選ばれています。
犬が亡くなった場合は、狂犬病予防法に基づいて死亡届を提出する必要があります。この手続きを怠ると、罰金が科せられることがありますので、必ず30日以内に行うようにしましょう。
ペットが亡くなった際には、加入しているペット保険会社にも連絡を行い、死亡の報告をしましょう。保険によっては、死亡証明書や火葬証明書の提出が求められることがあります。手続きには時間がかかることもあるため、早めに連絡しておくことが望ましいです。
愛するペットを失うことは、非常に悲しい出来事です。飼い主の心の痛みを和らげるためには、次のような対策が効果的です。
ペットとの思い出を大切にすることが、心の癒しに繋がります。写真を飾ったり、アルバムを作成したりすることで、ペットの存在を感じ続けることができます。また、友人や家族と話し合い、思い出を共有することも心の整理に役立ちます。
定期的にお墓参りや供養を行うことで、ペットへの感謝の気持ちを表し、心の安定を図ることができます。供養の方法は、花を供えたり、おやつを置いたりと、自分なりのスタイルで行うと良いでしょう。
心の痛みが続く場合、ペットロスに関する専門家やカウンセリングサービスを利用することを検討してみてください。話をすることで気持ちが楽になり、少しずつ前に進む手助けをしてくれます。
愛するペットを失うことは、多くの人にとって非常に辛い経験です。しかし、遺体の安置から葬儀、供養までの手続きをしっかりと行うことで、最後までペットへの感謝の気持ちを持ち続けることができます。心のケアを大切にしながら、ペットとの思い出を胸に、新たな一歩を踏み出していくことが大切です。
ペットがいなくなったことを悲しむだけでなく、彼らが与えてくれた愛や思い出を大切にし、心の中で生き続けてもらうことが、何よりの供養となります。どんなに小さな存在でも、私たちの人生に大きな影響を与えてくれたことを忘れずに、大切に心に刻んでおきたいものです。

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