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お布施とは?

2025.01.13

お布施とは、主に仏教において僧侶への感謝を表すために金銭を渡す行為です。お布施は、葬儀や法要の場で読経や戒名の授与などを行った僧侶に対し、遺族が感謝の意を込めて渡すもので、報酬ではなく、心からの気持ちを示すものとされています。この金銭は寺院の維持費や活動費に充てられるほか、ご本尊に捧げられることもあります。

また、お布施の金額には明確な決まりはなく、遺族の気持ちや経済状況に応じて自由に設定されるのが一般的です。お布施を渡す際には「包む」や「納める」といった表現が使われます。

一方で、神道における類似の概念として「祭祀料(さいしりょう)」が存在します。これは神式の通夜祭や葬場祭、霊祭などで神職に渡す謝礼金で、「祭祀を行っていただいたことへの感謝」にあたります。

葬儀・法事・法要におけるお布施の相場

お布施は僧侶への感謝を示す金銭で、葬儀や法要で行われる儀式によって金額の目安が異なります。以下は各場面での相場です。

葬儀・告別式

葬儀や告別式では、読経や戒名の授与が行われるため、相場は10万円〜50万円とされています。葬儀は重要な儀式であるため、法事・法要に比べ高額になることが一般的です。なお、お布施の金額は戒名のランクや地域・宗派によっても異なりますので、菩提寺に確認するのも一つの方法です。

四十九日法要

四十九日法要の際のお布施相場は3万円〜5万円ほどで、葬儀で渡すお布施の1割程度が目安です。これは故人の成仏を願う重要な法要で、納骨が同時に行われることも多いため、事前の準備が重要です。

納骨法要

納骨法要は1万円〜5万円が相場とされています。四十九日法要の後に行うことが多く、僧侶による読経が行われるため、その際にお布施を渡します。

新盆・初盆法要

故人の初めてのお盆である新盆や初盆では、3万円〜5万円が相場です。翌年以降の通常のお盆法要では、5,000円〜2万円が目安とされています。初盆は特に念入りに供養が行われるため、通常よりも高めに準備することが一般的です。

一周忌法要

一周忌法要は、故人の祥月命日から1年後に行われ、3万円〜5万円が目安です。これは遺族にとって喪が明ける重要な儀式でもあり、親族や友人を招いて会食を行うことが一般的です。

三回忌以降の法要

一周忌の後、三回忌(亡くなってから2年後)、七回忌(6年後)、十三回忌(12年後)などが続きます。三回忌以降のお布施は、一周忌に比べやや低めの1万円〜5万円が相場です。

これらの金額はあくまで目安であり、地域や宗派、故人や遺族の意向により異なる場合もあります。大切なのは故人への感謝と供養の気持ちを表すことです。

避けるべきお布施の金額は?

お布施には、基本的に避けるべき金額や特定の数字のタブーはありません。葬儀や結婚式のように「4」や「9」が忌み数とされる場面もありますが、お布施の場合、こうした数字にこだわる必要はありません。金額が偶数であっても、お札の枚数が4や9であっても、マナー違反にはならないため、安心して設定できます。気になる場合は、端数を切り上げてキリの良い金額にする程度で十分です。

お布施の封筒と袋の選び方

お布施を包むための封筒には、特に水引は不要とされています。一般的な不祝儀袋に見られる水引には魔除けの意味が込められていますが、お布施は僧侶への感謝の気持ちを示すものであり、特に水引を必要としません。ただし、地域や習慣によっては水引付きの封筒を用いるケースもあるため、親族やお寺に相談するのも一つの手です。

白無地封筒の利点と購入のポイント

お布施に使う封筒として最も広く選ばれるのが「白無地封筒」です。これは仏事の場面で宗派や儀式にとらわれず使用できるため、迷ったときの無難な選択とされています。白無地封筒は文具店やスーパーなどで手に入りますが、郵便番号の記入欄がないシンプルなものを選ぶと良いでしょう。

地域ごとの特色:水引の色と使用方法

地域によっては、特定の色の水引を用いた不祝儀袋を使用することもあります。例えば、関西地方の一部では黄色い水引、5万円以上のお布施には銀色の水引を付ける慣習があるとされています。さらに、四十九日までは白黒の水引が付いた袋が一般的です。こうした地域の特色に合わせるためには、事前にお寺や身近な人へ確認しておくと安心です。

お布施の封筒への正しい記入方法

お布施の封筒には「表書き」と「裏書き」があり、それぞれに正しい記入方法があります。感謝の気持ちを込めた丁寧な記入を心がけましょう。

表書き

封筒の中央上部には「御布施」または「お布施」と書き、その下には渡す家族のフルネームか、「〇〇家」と記します。使用する筆記具は、感謝を示すためにも濃墨の毛筆や筆ペンが好まれます。薄墨は悲しみを示すものであり、お布施にはふさわしくありません。

裏書き

封筒の裏側には住所と金額を書き、特に金額については「壱」「弐」「参」といった旧字体の漢数字を使用するのが一般的です。たとえば1万円の場合、「金壱万圓也」と記入します。このように、格式を重んじた表記が求められます。

お布施は、故人や遺族の思いが込められた大切なものです。封筒の選び方や書き方一つひとつに配慮を払い、しっかりとした準備を行うことで、僧侶や寺院に敬意と感謝を示すことができます。

お布施のお札の入れ方

お布施に包むお札は、封筒の表側に対して肖像画が上向きに見えるように入れるのが礼儀とされています。封筒を開いた際に肖像画が最初に見えるように入れることで、僧侶や仏前への感謝を示す意味合いが込められています。この点、葬儀の香典とは異なります。香典では「死」への敬意を表すため、肖像画を裏側・下向きに包むのが一般的です。お布施は、事前に準備するお礼金であり、結婚式などの祝い事に近い感覚で扱われます。そのため、新札や綺麗なお札を使い、できるだけ清潔で丁寧な印象を保つよう心掛けましょう。もし新札が用意できない場合も、なるべくシワのない状態のものを選びます。

お布施の包み方

お布施は、水引のない白無地の封筒を使用するのが一般的です。白封筒はどの宗派や地域でも幅広く使えるため、迷ったときにも安心です。お札が透けて見える薄手の封筒や、重ね包みとなる二重封筒は不向きとされているため注意しましょう。白封筒に抵抗がある場合は、文具店で購入できる奉書紙を使うのもおすすめです。奉書紙での包み方には、以下の手順があります。

まず、お札を中袋に入れ、その中袋を奉書紙の中央やや左寄りに置きます。そして、奉書紙の端を「左→右→下→上」の順番に折りたたみ、最後に折り返しが上にくるように包むことで、丁寧さが伝わる形に仕上がります。この伝統的な方法での包み方は、僧侶への感謝をより深く表現するため、葬儀や法要の際に適しています。

お布施の渡し方とタイミング

お布施は、直接手渡しせず、切手盆や袱紗に包んでから渡すのが基本的なマナーです。袱紗に包んだお布施は、表書きが僧侶から見える向きに整え、静かに相手へ差し出しましょう。また、挨拶の一言を添えることでより丁寧さが伝わります。「本日はよろしくお願いいたします」や「故人の供養にお越しいただきありがとうございます」といった感謝の言葉を忘れずに添えると良いでしょう。

さらに、他にも戒名料や御膳料などを渡す場合、それらをまとめる順番も重要です。お布施を一番上に、その下に戒名料→御膳料→御車料の順で重ねるのが基本です。

葬儀でのお布施を渡すタイミング

葬儀でのお布施は、一般的に葬儀の開始前または終了後に渡します。僧侶が多忙な場合や渡すタイミングが合わないときには、後日お寺を訪問し、感謝と共にお布施を渡すのも問題ありません。突然の訃報でも、冷静に対応し、丁寧に感謝の気持ちを伝えられるよう準備しておくと安心です。

法事・法要でのお布施を渡すタイミング

法事や法要の場合、自宅で僧侶を招く際には、法要の開始前後に挨拶しながらお布施を渡します。寺院での法要では、受付が設けられている場合が多いため、受付の担当者に預けても良いでしょう。また、地域によっては、法事の規模や宗派によって異なる作法があるため、事前に親族や僧侶に確認をとることが大切です。

地域や宗派による違いを理解する

お布施のマナーは基本的に全国共通ですが、地域や宗派によって微妙な違いがある場合もあります。特に、封筒の選び方や包み方、渡し方において、地域特有のしきたりが存在することがあります。たとえば、関西地方では黄色の水引を使うことがあるなど、地域性が影響する場合もあります。不安な場合には、お寺や親族に事前に確認しておくと安心です。

お布施以外に包むお金の金額相場

葬儀や法事・法要において、僧侶に渡すお金にはお布施だけでなく、御車料、御膳料、戒名料などが含まれます。これらはそれぞれ異なる目的を持ち、金額相場もさまざまです。適切に準備することで、僧侶への感謝の気持ちをしっかりと伝えられます。以下では、各費用について詳しく解説します。

御車料(お車代)

御車料は、僧侶が葬儀会場へ移動する際の交通費をカバーするための金銭です。自家用車で来られる場合や公共交通機関を利用される場合にお渡しすることで、僧侶の労力に対する感謝の意を示します。ただし、遺族がタクシーを手配したり送迎を行う場合は、御車料は不要です。

〈金額相場〉
御車料の一般的な相場は、近隣の移動であれば5,000円から1万円程度です。遠方から僧侶を招く場合は、新幹線や飛行機の運賃を考慮し、相応の金額を用意する必要があります。

御膳料(食事代)

御膳料は、葬儀や法要後に行う会食に僧侶が参加できなかった際にお渡しするお金です。これは、葬儀後の精進落としや法要後のお斎に参加できなかった僧侶へのお礼として必要となります。会食に僧侶が参加する場合は、御膳料を準備する必要はありません。

〈金額相場〉
御膳料の相場は、5,000円から1万円程度が一般的です。複数の僧侶が来た場合でも、個別に渡すのではなく、ひとつの封筒にまとめて渡すのがマナーです。

戒名料

戒名は、故人に与えられる新たな名前で、通常は僧侶から授与されます。戒名料は、この戒名を受ける際の謝礼としてお渡しします。戒名にはランクがあり、ランクが上がるほど金額も高くなります。

〈金額相場〉
戒名料の相場は、10万円から100万円以上と幅広いですが、地域や寺院との関係性によって変動します。そのため、具体的な金額は地域の慣習や寺院の方針に合わせることが重要です。

注意点

お布施以外に包むお金は通常、それぞれ別の封筒に入れて渡すのが一般的ですが、地域によっては戒名料をお布施とまとめて包むこともあります。事前に菩提寺や葬儀関係者に確認して、地域の慣習に従うことが大切です。これにより、僧侶への感謝の気持ちを適切に表現し、故人への想いをしっかりと伝えることができます。正しいマナーを守ることで、より心のこもった供養が可能となるでしょう。

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